甲子園のスーパースターが引退してしまいました!
今年は甲子園のスーパースターが2人引退しますね。
斎藤佑樹投手と松坂大輔投手です。
プロ野球選手である以上、力が衰えてしまえば引退をせざるを得ませんが、時代の流れを感じますよね。
自分の年代的には、やはり松坂投手には思い入れがありますね。
今でこそ150キロを超えるような球を投げる高校生が多くなりましたが、昔はそうではありませんでした。
勝手な主観ですが、松坂投手が出てきてから、明らかに150キロを超える球を投げる投手が増えたような気がします。
まさに松坂投手の登場によって、日本のピッチャーのレベルがワンランク上がったと言えるのではないでしょうか。
甲子園での活躍は、皆様もご存じの通りで、それは神様が松坂投手を指名して、「今回は何があってもコイツのチームを優勝させよう」としたとしか思えないくらいの感じでした。
今じゃありえないくらい球数を投げていましたし、あんなに激闘を繰り広げていて、絶対に疲れていたはずなので、決勝戦はノーヒットノーランを達成するとか本当にありえないくらい活躍していました。
あんなに甲子園に愛された選手もいないと思います。
こんなに甲子園の試合をテレビにかじり付いて見たのは、初めてではないかというくらい見ていましたね。
どう考えてももう負けだろうという試合も最終的にはひっくり返して勝ってしまうところを何度も見ましたね。
PL学園との死闘の次の試合で、リリーフとして登場する時に腕に貼っていたテーピングをはがしてマウンドに向かう姿は今でも記憶に焼き付いていますね。
甲子園優勝投手はプロに上がるとあまり活躍できないというジンクスがありますが、松坂投手に関しては全く当てはまりませんでした。
一流のプロのバッターを次々と三振にとって、物凄い活躍していたのは、20年くらい前の事であっても結構記憶に残っています。
今では高卒1年目が最多勝を獲るなんてありえないですよね。
近年の高卒1年目のピッチャーでは松坂投手がナンバーワンではないでしょうか。
ワールドベースボールクラシックでも活躍して、メジャーリーグに挑戦して、ワールドシリーズも制覇して、何か凄いですよね。
今振り返ってみただけでも、その活躍は偉業でした。
ただ、トミージョン手術をしてからは急降下してしまいましたね。
高校でもプロに入っても、シーズン以外のWBCでも投げまくっていたので、肘が壊れてもおかしくないですよね。
メジャーリーグに挑戦していた日本のピッチャーは、かなりの確率でトミージョン手術をしていると思うと、何か切ないですよね。
ピッチャーである以上、肘や肩は怪我してしまったら、それはショックだと思います。
草野球で肘が痛いだけでもショックなのに、プロ野球選手であれば尚更ですよね。
手術のリハビリというのは、想像を絶するほど大変な事だと思います。
その後日本に戻ってきて、ソフトバンク・中日・西武に移籍して、多分思ったような活躍ができなかったと思うので、本人が一番悔しかったでしょうね。
松坂投手なら確実に200勝投手になれると思ったので、ファンとしては残念ですね。
野球をやっている身としては、プロというのは本当に化け物の集まりで、プロ野球選手になっただけでも尊敬に値します。
メジャーリーガーなんて、もう宇宙人の集まりですよね。
その中でセンセーショナルな活躍した松坂投手には、本当に感謝しかありません。
引退した後はゆっくりと身体を休めてもらって、また野球界に還元して欲しいですね。
斎藤佑樹投手のイメージというのは、やはり甲子園での田中将大投手率いる駒大苫小牧高校との対決ですよね。
決して体格的に恵まれていないかと思いますが、伸びのあるストレートと針の穴を通すようなコントロールで、甲子園優勝を果たしました。
顔立ちから王子様的なキャラが定着してしまって、本人は大変だったと思います。
報道ベースでの情報しか知りませんが、大学時代に結構致命的な怪我をしてしまったそうで、プロ入り後は思った通りの活躍はできなかったですね。
それでも怪我をして、それを一生懸命乗り越えようとした姿は、絶対に今後の人生に役立つと思いますね。
プロ野球の世界は、野球をする事でお給料をもらえる世界だと思います。
若い選手が毎年次から次へと出てくるので、その中で勝ち続けるのは非常に大変な事ですよね。
全く活躍する事ができずに引退してしまう選手がほとんどだと思います。
どんな活躍をした選手でも、いつかは引退する日が来てしまいます。
そのような世界で頑張った甲子園のスーパースターであるお2人の足跡は、今後色褪せる事はないと思います。
引退は悲しいですが、お2人の今後の活躍を祈っております。