イチローさんがインタービューの中で語った『幻のプレー』とは?

 

昨日TBSのニュース23でイチローさんのインタビューがあるという事で録画して、今日見ました。

 

あれだけの凄い偉業を達成した野球人なので、一体何を話すのか野球好きとしては非常に気になります。

 

イチローさんは現役を引退されてから、高校球児への指導をされているのかよくニュースになりますよね

 

でも、ニュースになっても、どのような指導をされているのかは正直分からないので、昨日のインタビューはその中身がある程度知れて面白かったですね。

 

 

そこで今回は非常に印象に残ったインタビューだったので、ブログで書かせて頂きます。

 

 

 

昨日のインタビューの中で1番印象に残ったのが、『幻のプレー』のところですね。

 

去年の冬の時期に智弁和歌山高校で指導されましたが、今年の夏の甲子園で優勝しましたよね。

 

もちろん、選手達や監督を始めとする関係者の皆様の努力が実った結果だと思いますが、イチローさんの指導も少なからず優勝に貢献した可能性もありますよね。

 

 

その中でイチローさんが現役時代でもできなかった幻のプレーの事をお話しされていて、一体何の事なんだろうと思いました

 

自分もある程度野球歴もあるし、野球のプレーの中で新しい事なんてもう無いと思っていましたが、その考えは覆されました。

 

自分としては、こんな事を考えた事も無かったので、目からウロコでしたね。

 

でも、よくよく考えると、非常に真っ当な答えだよなぁと思いましたね。

 

 

全力で2塁を駆け抜けてセーフになれば・・・

 

場面としては、2アウト1塁2塁で、バッターがショートゴロを打った時に1番楽にアウトするためにショートは2塁に投げます

 

その時の1塁ランナーは2塁にスライディングするところだと思います。

 

この時のランナーは基本的にはスライディングをするのが一般的だと思いますが、イチローさんの考え方は違いました

 

この時のランナーが全力で2塁を駆け抜けてセーフになれば、2塁ランナーがホームに帰ってこれるのではないかという事なんですね。

 

 

2塁がセーフになれば、それだけ時間を稼ぐ事ができますので、その間に2塁ランナーがホームに帰ってくれば貴重な1点を取る事ができます

 

1塁ランナーは2塁でセーフになっても、結局挟まれてアウトになるのですが、時間は稼げますよね。

 

1塁ランナーはどっちにしてもアウトになりますが、1回セーフになる事で1点を取れるのであれば、その方が良いという事ですよね。

 

これらのプレーについてイチローさんが説明をした後に、智弁和歌山高校の選手はそのプレーを何回も練習していました

 

 

長年野球をやっていて、こんなプレー初めて見た

 

そして、最もビックリしたのが、このプレーを智弁和歌山高校の選手が公式戦で実現してしまったところです

 

夏の甲子園出場をかけた和歌山県大会の決勝、市立和歌山高校との対戦の時ですね。

 

今年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズにドラフト1位で指名された小園健太投手がエースとして君臨していた市立和歌山高校ですね。

 

もちろん、この世代の最高峰の投手なので、なかなかヒットも打てないだろうし、点数も入らない事が予想されますよね。

 

 

3対1で智弁和歌山高校がリードしていました。

 

8回裏2アウトで智弁和歌山高校の攻撃で、ランナーは1塁2塁でした。

 

その時にバッターがショートゴロで打って、2塁に投げて3アウトチェンジのところをショートがちょっとゴロの処理にもたついていたところを1塁ランナーが2塁を駆け抜けてセーフになったんですね

 

その間に前のランナーはホームまで帰ってきて、1点をもぎ取りました。

 

多分、このプレーを初めて見た人は『なんだこのプレーは!?』と思ったでしょう。

 

自分も思いました。

 

長年野球をやっていて、こんなプレー初めて見ました。

 

理論的には理解できても、実際のプレーは見た事はなかったので、本当に目からウロコとはこの事だなと思いましたね。

 

 

イチローさんも1度も見た事が無いプレー

 

実際この後は駆け抜けたランナーは2塁と3塁の間に挟まれてアウトになったのですが、今までの野球の常識であれば入らなかった1点が入ったんですね

 

8回で2点差であれば、まだまだ追い付ける感じになりますが、ダメ押しの1点が入る事で相手チームに与えるダメージは計り知れないと思います。

 

特に強豪校同士の対戦であれば、なおさらですよね。

 

イチローさんも1度も見た事が無かったと言ってましたので、本当に凄いプレーだったんでしょうね。

 

 

このプレーは今後野球の常識になっていくと思いますよね。

 

この年齢になって、野球のプレーで見た事がないものはないと思っていましたが、ありましたね。

 

 

ムダな事は出来るだけやった方が良い

 

あと印象に残ったのは、ムダな事は出来るだけやった方が良いというイチローさんの考え方ですね。

 

一見、合理的ではないと思いがちですが、ムダな事をやらないと合理的になれないという事だったんですね。

 

頭で理解したとしても実際に体験や経験をしないと分からないという事だと思います。

 

人によって、効果的なトレーニングや練習であっても、違う人に合わないという事もあると思います。

 

やっぱり、自分で色々やってみて、自分で取捨選択していく事が大事なんだろうと思います。

 

色々試す事にとって、新しい発見ができるという事だそうですね。

 

後から結果として、あれはムダだったなぁと思うかもしれませんが、そのムダが分かったという事も十分にプラスの事になりますよね。

 

この考え方は、野球だけに限らないと思いましたね。

 

世間では合理的な考え方が推奨されており、極力ムダを省こうとする動きがありますが、頭だけ理解していてもダメという事ですよね。

 

 

しっかりとムダな事をやっていく事で、合理的になれると思うので、非常に考えさせられるような言葉でしたね。

 

 

イチローさんは動き1つ1つが絵になる野球人

 

あとはイチローさん自身が非常に野球を楽しそうにやっていたのが、印象的でしたね。

 

この人は本当に野球が好きなんだなと思いました。

 

ノックを受けていましたが、とても48歳の動きではありませんでした

 

体型だって、高校球児と比べても全く遜色ありません。

 

日頃からトレーニングをやっているんでしょうね。

 

本当に動き1つ1つが絵になる野球人だと思います。

 

現役時代はプレーでファンを魅了してくれたイチローさんですが、今後は後進の育成を通して、また新しい野球を見せてくれると思うので、楽しみにしたいですよね。

 

 

1番見て欲しいところがカットされている

 

YouTubeチャンネルでもやっていたのですが、自分が1番見て欲しい智弁和歌山高校の事はカットされているんですよね。

 

テレビ用に智弁和歌山高校のところはプラスしたのかなぁ。

 

 

でも、野球好きにとってはプラスになるようなお話しがたくさんありますので、是非ご覧になって下さい。

 

 

 

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