アルギニンのサプリメントなどの商品を見てみると、シトルリンという成分が配合されているのをよく見ますよね。
このシトルリンという成分が果たして何なんだろうと思っている人も少ないですよね。
シトルリンもアルギニンと同じように身体の健康に良い栄養を与えてくれる成分なのですが、一体どのような成分なのでしょうか?
そして、シトルリンというのは、アルギニンと深い関係性があると言われております。

このシトルリンとアルギニンにはどのような関係性があるのでしょうか?
そこで今回はアルギニンとシトルリンの関係性について書いていきたいと思います。
目次
シトルリンもアミノ酸の一種
シトルリンというのは、最近では話題の成分になりますが、お聞きになった事はありますでしょうか?
この成分は1930年に日本で発見されたそうです。
スイカの原種と言われているカラハリ砂漠の野生スイカにシトルリンが多く含まれていると言われております。
日の光が強く、乾燥した過酷な環境で生存していくためにシトルリンは重要な役割を果たしている成分だと考えられているんですね。

シトルリンはサプリメントでよく使われている成分という事で、聞いた事があるという人も少なくないと思います。
シトルリンというのは、アルギニンと一緒にサプリメントに配合されている事が結構多い成分になります。
アルギニンとシトルリン、どちらもアミノ酸の一種になるんですね。
そうした理由で、このアルギニンとシトルリンの2つの関係性というのは非常に深いものがあるんですね。

この2つの成分は切っても切れない関係性があるんですね。
アンモニアを排出してくれる役割を持っている
シトルリンというのは、体内に入るとアルギニンに変化する性質を持っている事が明らかになっております。
しかし、アルギニンもシトルリンに一部変化してしまう事もあると言われておりますので、お互いで変化し合うという関係性を保っているというわけなんですね。
アルギニンとシトルリンの2つの成分は、身体の中にある毒素を尿素回路を使って、特に身体に有害とされているアンモニアを排出してくれるという役割を持っているんですね。

つまり、身体を健康な状態に維持してくれているんですね。
また、シトルリンというのは単体でもサプリメントで摂取する事ができますが、シトルリンそのものの期待できる効果としては、血流の改善の効果が期待できると言われているんですね。
これはアルギニンにも同じような効果が期待できますので、お互いが同じような効果を持っているという事になりますよね。
シトルリンが体内でアルギニンに変化する
さらにシトルリンというのは、血管の酸化を防いでくれたり、老化を防いでくれたり、強くしてくれたりしてくれます。
それによって、下記のような効果が報告されているんですね。
- 動脈硬化を緩和してくれる
- スポーツ時のパフォーマンスがアップする
- 疲労を回復してくれる
このような効果があると言われているシトルリンですが、基本的な感じとしてはシトルリンが身体の中に入り、アルギニンに変化した事でアルギニンの働きが期待できるという事になります。

なので、特にシトルリンをわざわざ摂取しなくてもアルギニンだけで大丈夫なんじゃないかという事も言われているみたいです。
何はともあれアルギニンもシトルリンもどちらにしてもアルギニンになるという事で、一緒に配合されているサプリメントを摂取してみても良いと思います。
ちなみにスイカに多くのシトルリンが含まれていると言われております。
他にもウリ科の植物に多く含まれていると言われておりますので、下記の食材などもシトルリンが含まれているんですね。
- メロン
- クコの実
- キュウリ
- ニガウリ
その中でもスイカがシトルリンの含有量が多いので、食材から摂取する場合はスイカを食べるのが最も効率が良いかと思います。
ただ、年がら年中スイカを食べるのは、金銭的にも時期的にも難しいので、継続的にシトルリンを摂取したい場合はやはりサプリメントの活用を検討する必要があると思います。

効果には特徴があるので目的を持って摂取する
アルギニンとシトルリンは身体の中でお互い変化し合うのですが、やはりそれぞれで効果には特徴がありますので、目的を持って摂取する必要があると思います。
アルギニンにはアルギニンの特徴がありますし、シトルリンにはシトルリンの特徴があります。
ただ、この2つには深い関係性がある事に間違いはありません。
そして、アルギニンとシトルリンの2つの成分は、1つのサプリメントで一緒に配合されている事が多いので、そんなに気にしなくても大丈夫という事もあると思います。

でも、それぞれの成分をメインにしているサプリメントがほとんどなので、現在の自分に合ったサプリメントを探してみると良いですね。